昨年春の契約から、設計、打ち合わせが続き今年5月からリノベーション工事が始まり、9月初旬ようやく完成しました。
長かった〜
マンションですので、戸建てをゼロから建築するのとスケール感は違うと思いますが、スケルトンにしてお部屋ができていくプロセスはとても楽しい経験でした。
スケルトンにしたことで、配管やダクトなども交換でき、構造躯体の状態も確認できたので、これで安心して終の住処とできそうです。
なぜリノベーションをしようと思ったのか?
新築で購入してから何度かリフォームもしたので、特段の不具合や不満はなかったのになぜ?
一番のきっかけは40年勤めた会社の退職を決めたことでしょうか。
家に居る時間をより快適に過ごしたい。
退職金をそのために遣いたい。もちろん全て遣い切るほどの度胸はありませんが、退職金が生活費として消えていくのではなく、何か形として残したかったのです。
贅沢な考えと思われるかもしれませんが、形と言っても宝石とか高価なものに興味はないので、自分が快適でいられる場所を形として残したかった。
夫にはそのあたりについては話していませんが、家計管理にも無頓着なので、リノベーションに反対はされませんでした。
どこに依頼する?
今までリフォームを数回行っていて、その仕上がりに不満はないのですが、部分リフォームにはやはり限界を感じ、スケルトン リノベーションしようということまでは気持ちが固まりました。
でも一体どこにお願いしたらいいのやら。
その手の本を読んだり、ネットで検索したり、ブロガーさんたちの体験談を参考にしたり、施工会社のショールームを見学したりしたものの、イメージは固まらず。
できるだけ自然素材を使いたい。
キッチン、洗面所、トイレなど水回りを、将来的に介護が必要になることも考慮して今より少し広くしたい。
その程度の漠然としたイメージでスケルトンにする意味があるのだろうか。
そして少しハードルが高いような気もしましたが、ネットで検索した一級建築士さんに意を決してご相談してみることにしました。
これが結果的に大正解でした。
いきなり設計に入るのではなく、何度もお会いして自分で上手く伝えきれないことも汲み取っていただき、プランを提示していただきました。
そこから具体的にここはこうしたい、これを使いたいと自分の希望をお伝えし、何度もプランの手直しをしてくださいました。
そうして、工事着工まで約1年。
1年先と聞いた時には気持ちが萎えそうになりましたが、その1年はとても楽しい時間を過ごすことができたように思います。