暑くもなく寒くもない過ごしやすい日曜日。
恒例の朝ごはんを食べながら、今日どこに行く〜?
そういえば熱海でジャカランダフェスティバルがあるらしい。
ジャカランダの花はまだ見たことがないけれど、名前だけはずーっと昔から知っている。
夫は大学を卒業後就職もせず、アフリカ〜ヨーロッパ〜東南アジアを1人で放浪してた変わり者。
やっと帰ってきたと思ったら、資金を貯めて今度はアメリカ縦断したり・・
当時はスマホはおろかインターネットもなく、国際電話はバカ高く、連絡はもっぱら手紙。
AIR MAILってやつですね。
ケニアからの手紙に、紫色のジャカランダが満開でそれは美しく見事に咲いて、それを私にも見せてあげたいと書かれていました。
ググることもできないし、どんな花か想像もできなかったけれど、ジャカランダという名はインプットされたのでした。
ジャカランダは中南米が原産で、10mほどまで大きくなる木で和名は『紫雲木』。日本では鹿児島、宮崎、熱海で見られるそうです。
ケニアにはサファリツアーで行ったことはあるのですが、ジャカランダの花は南半球では10月から11月にかけて咲くそうで、季節違いで見ることは出来ませんでした。
ポルトガルでは、日本の桜のようにジャカランダのお花見をするそうですよ。
で、私たちは熱海まででかけてみることにしました。
踊り子号で11時前には熱海到着。
近いわ〜。
もしかしてあれジャカランダ?
紫雲木というくらいだから、遠目にも紫の花でもくもくしているのを想像していました。
夫はなんだかイメージ違うな〜と。
でも間違いなくジャカランダでした。
まだ木が若いのか小ぶりで、花が咲いている木、葉だけの木、まちまちです。
夫がケニアで見たジャカランダは、桜が満開の時のように街路樹が紫一色だったらしい。
名所巡りのバスのガイドさんによると、本来は桜のように花が先に咲いて、花が終わると葉が伸びるそうですが、気候のせいか熱海のジャカランダは葉が先に伸びるそうです。
だから、花が目立たないんですね。
初めてジャカランダの花を見て、改めて本場で満開の花を見てみたいという気持ちになりました。
お昼も食べたし、帰ろうかと歩き始めたら、熱海市内名所めぐり『湯〜遊〜バス』が来たので、乗ってみました。
途中下車したのはACAO FOREST。
東京ドーム13個分の広さの庭園。
多分そうだろうな〜と思っていましたが、名前の通りすぐ近くにはホテル ニューアカオがありました。
アカオフォレストの入園料は3,000円。
チケット販売の列に並んでいたカップルが料金を見て、マジ?史上最高の入園料なんですけどと盛り上がってました。
気持ちわかります。
入口から山の頂上までシャトルバスで送ってもらい、あとは自由に散策しながら下ってきます。
特別なアトラクション等ありませんが、この山にこれだけの庭園を作って花や樹を育てていることを思うと入園料の高さも納得。
今は薔薇がとても綺麗に咲いて芳しい香り。