カイロからルクソールまで飛行機で移動し、アスワンまで4泊5日のクルーズ船での旅。
途中で下船して観光地を巡りますが、海をいく大型客船と違ってナイル川のクルーズ船は4階建の可愛い船です。
客室は約20㎡と広くありませんが、ジャグジー付きのバスタブが完備しています。
毎日ベッドの上にタオルアート。これは象?
ツアーのオプションとして、ジュニアスイートの部屋を選択できましたが、部屋の広さは27㎡と少し広くなりますが、設備もサービスも一般客室と同じで追加料金6万円。
日中のほとんどの時間は下船して観光してるのに、追加料金払ってジュニアスイート選ぶ人なんているのかしら?と思ったら、私たちと一人参加のお二人を除いてツアーの方々皆様ジュニアスイートでした。
旅行社から本当にいいのか、何度か確認されましたがこういうことだったのね。
すみません、ど庶民の発想とは違うらしいです。
負け惜しみのようですが、4階のジュニアスイートのお部屋はお風呂のお湯の出方や温度が不安定だったとツアーのお仲間から聞きました。
上階の方が水圧の影響を受けやすいのかも。
3階の私たちの部屋は驚くほどじゃんじゃか熱いお湯も出て、バスタブのお湯もあっという間にいっぱいになってびっくりしたほどです。
このクルーズ船は川の流れに逆行して上流に向かうので、その分ゆっくり進みます。
アスワンからルクソールに川の流れに沿って進むクルーズもあるそうです。
ほとんど揺れのない船のデッキから眺める景色は何とも言えません。
ルクソールで早朝のデッキに出てみると、誰もおらず、死者の都と呼ばれるナイル川の西岸には朝日を浴びてたくさんの気球が浮かんでいました。
そしてアザーンが流れています。
素敵💓
アザーンは、イスラム教における礼拝への呼び掛けで、日に数度耳にしますが、船のデッキで朝と夕に耳にするアザーンは特別。
言葉の意味はわかりませんが、アザーンを聴きながらナイル川の上で沈んでいく夕日をみつめていると、涙が出そう。
歳とともに感動することが少なくなってきたように思いますが、まだ感動することがあることに感動。
クルーズ船は同じ観光スポットに向けて何艘も航行していて、停泊する時が面白いのです。
河岸から縦列ではなく、船がピッタリ横付けして停泊します。
デッキにいると隣の船に乗り移れそう。
下船の時には隣の船の中を何艘も通り抜けていきます。
それぞれ船の大きさはほぼ同じですが、内装は違っていて、それを見るのもちょっと面白いです。
ナイル川が氾濫して肥沃な土をもたらして古代エジプト文明が誕生し発展した。
今も流れるナイル川を船で上りながら両岸の風景を望む。
来て良かったと思えた4泊5日のクルーズでした。
古代文明や歴史など、しっかり学んでこなかったので感想が浅くて残念です。