昨日は20℃を超えるぽかぽか陽気だったのに、今日は一転、朝から雨。
私の心も雨模様です。
作る気になれない、ひな祭り
母が亡くなってからは頑張って一人暮らしをしてきた父。
もともと温厚な性格ですが、ここのところお金のことでの被害妄想が半端ない。
前日には翌日午前中に行くね、と連絡し『お待ちしてます』なんて機嫌よく言ってたのに…
私が行くことも忘れていたらしく、昨日は玄関ドアを開けるなり、ちょうどよかった。
〇〇銀行の残高を教えて欲しいという。
銀行でお金をおろす必要がある時、私は同行するけれど、操作するのは父。
キャッシュカードも通帳も印鑑も父が保管している。
それが最近定位置に保管せず、本人的には訳あって別の場所にしまって忘れてしまうらしく、時々こんなことを言われる。
私が保管などしていないのに、自分で見つけられないと、私が持っているものと思いこむらしい。
そして、私が持っていないと言うと、泥棒に入られたから警察に行くとまで言いだす。
それだけなら、いつものことなので、父の家でさがしあて事なきをえるのですが、今回は私が亡くなった母の預貯金を解約し、父の預貯金も勝手に解約したというような事を言う。
母が亡くなった時、母名義の預貯金は遺産分割協議書を作成して、全てを解約して父の口座に振り込んだことも忘れちゃったらしい。
銀行回りも一緒にしたのにね。
父の通帳とキャッシュカードを家の中で探し当て、通帳の残高を示しながら説明するが聞く耳もたず。
私とお金のことを金輪際話したくない。
弟と三人揃っている時にし話さないとまで言う。
間違いなく認知症の症状です。
自分でどこかにしまったことを忘れてしまったのに、それを認めたくないので一番身近に居る人間を疑う。
他人ごとなら、冷静によく話しをきいてあげなくちゃね、なんて言えるかもしれないけれど、ついつい大きな声で言い返してしまう。
認知症という病気(確定診断は受けていませんが)だから仕方がないということは理解しているのに、母の在宅介護からずっとサポートをしてきたつもりなのに、あまりにも悲しくて実家を後にしてしまいました。
私が家に帰ると多少冷静になったのか、父から言ってしまったことを無かったことにはできないが、さっきは申し訳なかったと電話があった。
どうやら、父が弟と従兄弟に電話して二人から嗜められたらしい。
大人げないかもしれないけれど、もうお金だけでなく父のサポートは弟に任せようと決めた。
決めたけれど、泣けました。
認知症の診断をされたら父が自信を失うと思い避けてきましたが、今後を考えればその時が来たのだと思います。
弟の家での同居には心配することがたくさんありますが、父の選択ですから私は手を引きます。
お母さん、最後までお父さんの面倒を見られなくてごめんね。
見守ってあげてね。
認知症、悲しい病です。
そして昨日に続き、今日は弟と一緒に実家に向かっています。