参加したツアーのセールスポイントの1つに『貸し切りピラミッド特別見学』なるものがありましたが、今一つぴんと来てなかった。
ツアー3日目、モーニングコール4:00!
ギザに向けて5時にホテルを出発。
到着したころようやく空が白みはじめました。
あいにく雲の多い空でしたが、はいドーン。
スフィンクスにご対面。
早朝の静けさの中のスフィンクスは神秘的で感動の涙を流されていたツアーのお仲間もいらっしゃいました。
遠くには3大ピラミッド。
早起きた甲斐があったというものです。
観光客もおらず、お土産屋の呼び込みもなく、ワンダラーとすり寄る子どもたちもおらず、静かな中でじっくり見学することができました。
写っている人は皆ツアーのお仲間だけ
ギザの3大ピラミッドを望むビューポイントも観光客の姿はなく、その雄大だ姿にうっとり。
この後、ピラミッドを遠くに眺められるレストランで朝食。
ここからサッカラに移動して全てのピラミッドの原点と言われるジョゼル王が造った階段ピラミッド、その後ウナス王のピラミッドを見学。
移動中の車窓から 車線も信号もなくカオス。
街中も観光地もワンちゃんだらけ
その後市街にあるレストランで名前のわからない大きな焼き魚のランチを食べて、いよいよ『貸し切りピラミッド』です。
12時から貸し切りなのですが、観光客で激混み。
これをどうやって貸し切りにするの?
貸し切りというのは、ピラミッドの中で最も大きいクフ王の内部を貸し切りで見学するのですが、一般見学は12:00〜13:00の間クローズとなり、この1時間を貸し切るということのようです。
当初の予定では、早朝一般見学オープン前の時間だったのが、直前になって政府からの要請で時間帯が変更になったようです。
エジプトあるあるらしいです。
で、早朝のスフィンクス見学にリスケされ、結果的には良かったように思います。
今回は王の玄室に加えて、一般公開されない『地下の間』『王妃の間』も見学できましたが、これがシニアグループにはちょっと余計だったかも。
狭い通路や階段のほとんどを中腰の姿勢で、一部区間は膝をついてハイハイ状態で進むのです。
まずは地下から
かなり急な階段というか板。
80代近いご高齢の方数名は途中の分岐点でギブアップ。
中はサウナのような蒸し暑さに加えて、特に王の玄室は強烈な臭い。
アンモニア臭?
とにかく、くちゃい。
埃と臭い対策にマスク着用が推奨されましたが、マスクをしていても臭いました。
登山用のパンツを履いて正解でした
クフ王の玄室。空っぽの石棺だけ
ゼーハー、ゼーハー、息も絶え絶えで汗だくでピラミッドの内部に居るという感動に浸る間もなく同じ道を通って脱出。
1時間もあれば十分なはずだったのに、何せ高齢者グループ、足元おぼつかず添乗員や若手60代は年長者のヘルプと見守りで相当時間がかかってしまう。
高齢者グループは急な階段を下るのが怖くて、後ろ向きで一歩一歩進みます。
まだ出口までだいぶあるのに13:00からは一般見学が再開され、狭い通路をどんどん入ってくる。
上りと下りが別れていないので譲り合わないと進めない。
いやいや参りました。
で、気づけば写真を撮る余裕がなくほぼ記録なし。
『貸切ピラミッド』私の感想。
ピラミッドは外から見るもの。
しかし、ピラミッドはやはり実際に見る価値はある。
来て良かった〜。
この後、ヘロヘロの体でエジプト考古学博物館と大エジプト博物館見学に出発。
とっても盛りだくさんな1日でした。