カズの子の60代もハッピーライフ

還暦は超えたけれど… 人生これからですわ💕

🇪🇬エジプト@アブシンベル神殿音と光のショー

エジプトツアーの終盤、いよいよアブシンベル神殿へ。

4泊5日したクルーズ船とはルクソールでお別れ。

ここからアブシンベルまで約230kmの距離をバスで移動しました。

道中にはアスワン・ハイダムがあり、ここから上流に向けて全長500㎞に及ぶナセル湖が始まります。

砂漠の中を真っすぐに進みアブシンベルに到着。

船着場近くのヌビア料理のレストランで昼食をとりました。

この地域の名産にハイビスカスティーがあり、エジプト人ガイドさんは必ずハイビスカスティーを買って帰るそうです。

食後、船着き場から貸し切り船に乗り込んで、ナセル湖から見るアブシンベル神殿に感嘆の声があがります。
とうとう来たわ~。

アブシンベル神殿はアスワン・ハイダム建設によって水没の危機にありましたが、ユネスコの救済キャンペーンで救われました。

二つの神殿をブロックに切断して元の位置から約60m上に移築されました。

ラムセス2世像の背後の岸壁は移築の際の基礎として鉄筋とコンクリートで造られました。

近くでラムセス2世像を見ると、ブロックに切り分けられた継ぎ目が見えるそうですが、私は気付きませんでした。

映画『ナイル川殺人事件』で登場するアブシンベル神殿は川辺にあって、移築後との違いがよくわかります。

船上からアブシンベル神殿を見た後は船着き場に戻り、改めて大神殿、小神殿のとその内部を見学しました。
それにしても大神殿のファラオ像は4体ともラムセス2世。


南のヌビア人に睨みを効かせるために造られたそうです。



ラムセス2世の愛妃ネフェルタリの小神殿


神殿最奥部の至聖所にある4人の神像(左から太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、メンフィスの守護神プタハ)

日中の見学を終え、いったんホテルにチェックインした後、再び『アブシンベル神殿の音と光のショー」参加のため出かけました。

これもとても楽しみにしていたイベントです。

暗闇のなか浮かびあがる大神殿は昼間とはまた違った様相です。

ショーは神殿の岩山に音楽とともに歴史絵巻が写しだされ、物語が語られます。

このナレーションは、その日参加者が多い国の言語が選ばれるということです。

添乗員が1月に参加した時にはスペイン語だったとか。

さて、私が参加した日は・・

ナント日本語でした。

日本人グループは私たち以外1グループしか見当たりませんでしたが、本当なのかしら?

何かにつけてバクシーシ(喜捨)のお国柄ですからね。

楽しみにしていたショー、それも日本語ナレーション!

期待感が高まります。

感想は、ちょっとがっかりでした。

勝手にプロジェクションマッピングを想像していたのですが、神殿に影絵が投影されているかんじ。

多分そうとう昔から使い続けているものだと思います。

ナレーションもせっかく日本語なのに、素人感たっぷり。

世界遺産』のナレーターをされている鈴木亮平さんだったらどんなに素敵だったでしょう。

このショーに無理して行くことはないように思いますが、それも行ってみたからわかること。

日中とは違う雰囲気を味わうのはありかもしれません。

私たちがアブシンベル神殿を訪ねた翌日は2月と10月、年に2回朝日が真っ直ぐに神殿へ差し込み、最も奥まった至聖所の神々を照らす日でした。

この特別な朝日を迎える2日をラムセスデイと呼ぶそうです。

この日に合わせて設定されたツアーもありましたが、私が参加したツアーは希望があれば案内するということで、結果希望者はゼロでした。

朝日が昇る前に到着するために、夜中にホテルを出発しなければならない上、とんでもない混雑となるそうです。

私たちが見学したのはその前日だったせいか、観光客も少なく時間をかけてたっぷり見学ができました。

それにしてもよくぞダム水没の危機から救ってくださいました。

ツアーに参加して効率よく観て回ることができましたが、次は個人旅行をしてみたいという思いが強くあります。

一生に一度は行ってみたいと思っていたエジプトでしたが、行ってみたら欲が出たというところでしょうか。

他にも行きたいところがいっぱいあり過ぎて、二巡目はいつになるかわかりませんが、その日のために健康でいることを目標にします。


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