いつものことですが、日曜日の朝食後『ラムセス大王展』に行きたいと言う夫。
前から行きたいと言っていたのでそれはいいのですが、言葉足らずなんですよ。
『ラムセス大王展に行きたいから、チケット買ってください。』と、言うべき。
この類のことをスマホでできないわけではないと思いますが、私は秘書なのかと思うくらい、全て私が行います。
何時の枠を予約するのか確認したかったので、会場まで行くのにどのくらい時間かかるの?って聞いたら、スマホを手にしたのはいいけれど一向に応えがない。
じれったいからgoogle mapでサクッと検索。
なんでこれしきのことがチャッチャとできないのか意味不明。
Amazonで買いたい物があるとそのページをSMSで私に送ってくるので、それを私がポチる。
こんなになんでも人任せなのに、『やっぱりスペインはツアーじゃなくて個人旅行がいいな』とか言っちゃってさ。
私は旅行代理店じゃない💢
それはさておき、オーディオガイド付きチケットを購入し、オーディオガイド用のアプリを夫のスマホにも私がダウンロードし、使い方を説明してイヤホンを忘れないように指示。
VR体験付きのチケットが欲しかったのですが、予約が取れませんでした。
当日チケットはオーディオガイド付きで5,100円/人、なかなかのお値段です。
12時の予約をして出かけましたが、混雑もなく予約時間の確認もありませんでしたから、当日会場の窓口で購入しても問題なさそうです。
チケットは複数人でもQRコードは1つなので一緒に入場する必要があります。
展示エリアに化粧室はなく再入場もできないので、事前に2階の化粧室を使うように案内がありました。
化粧室はだだっ広くガラガラ。
まずは展示室の前室で約4分間のビデオを立ったまま視聴し、その後は自由に展示室内を歩けます。
写真撮影はフラッシュなしであればOK。
思いのほか会場は広く、私たちは約1時間半かけて見学しましたが、それほど混雑していなかったこともあり、皆さん結構じっくり時間をかけて見学されていたようです。
展示室に入ると
はい、ドーンとラムセス2世の巨像の頭部がお出迎え。
ラムセス2世は24歳で即位し、90歳(諸説あるらしい)で亡くなるまで約66年間統治した史上最強の王と言われています。
子どもも100人以上いましたが、ほとんどがラムセス2世より先に亡くなってしまったそうです。
このラムセス大王展に展示されているのは全て本物だそうですが、所蔵元として『エジプト博物館』と表記されていたので、エジプト文明博物館、エジプト考古学博物館、大エジプト博物館・・・など、どこの博物館所蔵のものなのかはわかりませんでした。
ラムセス2世のスフィンクス像
足はライオン、手は人間
若き日のラムセス
アブシンベル神殿のミニチュア模型--ちっちゃいです
ラムセス2世の母、トゥヤ像
元々トゥヤを彫ったものではなく、500年前に作られた物を彫りなおしてトゥヤにした


場内の壁もなかなかリアルに作られていました
ライオンを襲うハイエナの絵
鴨を操る猫の絵、なんかコミカカル
外国人捕虜を描いたタイル
シェンションク2世の棺とカノポス棺
棺は銀製で当時は金より貴重だったらしい
顔は鷹
小さな棺はミイラを作るために取り出された内臓が納められていたカノポス棺
シェンションク2世のミイラが身につけていた宝飾品
手足の指にも黄金の指飾りが被せられ、全身が金キラッキラ
宝飾品の数々
ラピスラズリ、ターコイズなどカラフルな石がたくさん使われていますが、その色石それぞれに意味があるそうです
それにしても、首から下げたら重そう
ラムセス2世の跡を継いだメルエンプタハの彫像上部
ラムセス2世が長生きしたので既に50代になっていたが、ハンサムで活気ある若者として描かれているそうですが、実物は?
ラムセス2世のミイラは実物ではなく、映像展示でしたが髪まで残っていてその技術に驚きます。
その映像を撮影しましたが、ここでの掲載は控えておきます。
失礼ながら、岸辺一徳さんの寝顔のよう←個人の感想です
こちらは現存するミイラから復元した30代のラムセス2世
ラムセス2世の棺
ナント杉材の棺がこんなに綺麗な状態で現存している
ラムセス2世の巨像に見送られて展示室を後にします
ミュージアムショップでは皆さんお買い物に夢中でした
私たちは何も買いませんでしたが、ファルーカに乗船した時にチップ代わりに1ドルで買ったヒエログリフ定規と全く同じものが1,050円で売ってました。
一応輸入品ですからね。
エジプト旅行の備忘録を書こう、書こうと思いながら未着手のまま展覧会に行って懐かしんできました。
やはりもう一度行きたいです。