毎年のことですが、この時期になるとあの戦争に関わる映画やドラマを目にします。
今年は終戦後80年の節目。
両親ともに戦中に子供時代を過ごしていますが、その経験談を積極的に聞こうともしなかったし、話すこともなく私は平和ボケの人生を送ってきました。
私にとって自分自身が経験したことがない戦争のことより衝撃だったのはJAL123便の墜落事故でした。
あの事故から40年、520人が犠牲となった航空機事故は今でも世界最悪の記録のまま。
あの日、私は公休日でいつものように母が夕食の支度をするのを手伝うわけでもなくテレビのニュース番組を視ていました。
その時ニュース速報のテロップに流れた『JAL123便が行方不明』に鳥肌が立ちました。
JAL123便が18:00時羽田発伊丹行きだということも、ボーイング747型機だということも知っていましたし、お盆時期でほぼ満席であったことも想像できました。
時刻からいっても伊丹空港に到着するような時間に行方不明ということは、ほぼ間違いなくどこかに墜落している・・
台所にいた母に『お母さん、たいへん!』と声をかけ、結果がわからないのに、あまりの衝撃に涙が止まりませんでした。
当時の航空券の運賃は片道・往復割引がほとんどで、それは同じ路線ならどこの会社も同額。
それぞれの会社でエンドースメント(航空券の裏書)をすれば、空席さえあれば変更可能。
よってJAL123便にはそもそもの予約客だけでなく、空港で急遽変更したお客様もいらしたはず。
瞬時に色々なことに思いを巡らせ、それからずっとテレビに釘付けでした。
あれから40年、20代だった私も前期高齢者となり現役を退いているわけですから、JALの事故当時現役だった社員の現存率は0.01%になったそうです。
戦争も同じですが、知識として後世に残す努力をしても経験を伝えることは難しい。
事故も、戦争も、経験していなくても同じことをが起きませんように…

