スリランカ旅行はツアーに参加しましたが、このコースを選んだ一つの理由がペラヘラ祭りを観覧すること。
1年に1度のお祭りに日程を合わせて旅行計画を立てるのは至難の技。
それでツアーに乗っかりました。
仏歯寺[:contents]
スリランカの中央部に位置するキャンディは、シンハラ王朝最後の都として1505年にポルトガルが植民地化するまで栄えた古都です。
4世紀にインドからもたらされた仏歯は王家に受け継がれ、現在はキャンディの仏歯寺に祀られています。
伝説によると、仏歯は仏が火葬された後インドのカリンガ国に保管されていましたが、ヒンドゥー教徒軍の侵攻があり、カリンガ国の王女が逃げる際に仏歯を髪に隠しスリランカに持ち込みました。
それ以降スリランカでは仏歯は王権の象徴として祀られ、アヌーラダプラ、ポロンナルワ、キャンディへと王都が移動するとともに、仏歯も移動してきました。
スリランカの人口の約7割がシンハラ人で仏教を信仰し、その聖地である仏歯寺に祈りを捧げに大勢の人が訪れます。


ここで脱いだ靴を預けますが引換証がないので、どの棚に収納していたか見ておかないと後でたいへん
祈りを捧げる際の服装は白が正装で、観光客の多くもそれに倣って白い服装の方が多かったです。
私たち夫婦が仏歯寺を訪ねるのは2回目でしたが、初めて訪れた際の写真を見返すと全身白い服装をしているので、事前情報でそういう服を用意して行ったのを思い出しました。
白い服装ではなくても問題はありませんが、肩や膝下が出ている服装はNGです。

仏歯寺入り口









バルコニーのような部分は象の背の高さになっていて、ここで仏歯を象の背にお乗せするそうです。
ペラヘラ祭り
アジア三大祭りのひとつとされ、スリランカ最大のお祭りで、シンハラ王朝最後の首都キャンディで、エサラ月(7~8月頃)のおよそ10日間にわたって開催されます。
今年2025年は7月30日から8月8日にお祭りがありました。
ペラヘラとは行進という意味で、派手な衣装をまとったたくさんの象たち、何百人ものダンサーが行進します。
象はこのお祭りに合わせてスリランカ各地からキャンディに集まります。



仏歯寺界隈では本番に備えて餌を食べながらスタンバイ中の象を見ることができました。
お祭りは夜開催されますが、仏歯寺からの行進がスタートする時間は毎日占いによって決められ、私たちが観覧した日は19:01分でした。
また、行進のコースも日によって変わるそうですが、日中からコースの沿道には場所取りをする人をたくさん見かけました。
行進スタート時間になり、爆竹とともにけたたましい音が響きましたが、これは先頭を歩く人たちが長い鞭を道路に打ち付ける音でした。
スリランカ全土から各地の民族衣装を身に着けた人々が集い、賑やかな音楽とともに踊りながら行進していきます。





その後ろから神聖な動物とされる象が電飾の衣装をまとい、次々に行進する姿は荘厳です。
このダンサーたちは、それぞれの町?村?を代表しているそうで、それは気合の入ったパフォーマンスで、中には子どもも含まれていましたがそうやって受け継いできたのでしょう。
象は行進の列を乱すことなく一定のスピードを保っていますが、中には太鼓のリズムに合わせるかのように体をリズミカル揺らしながら歩く象もいて目が離せません。

行列で最も目をひくのは、仏歯に傘をさし巨大な牙をもつ象が仏歯を入れた宝庫を運ぶ姿です。
踊り手はたちは全て男性で、行進の一番最後に女性の躍り手が花をそえて終了しました。
10日間続くペラヘラ祭りは、初日から最終日に向けて徐々に賑わいが増すそうで、私たちは2日目の観覧でしたが充分に見ごたえがありました。
最高!これ以上の観覧席はないでしょ
ツアーのパンフレットにはペラヘラ祭りを特別席から観覧すると記載されていましたが、想像を超える良い席で観覧することができました。

昼間のクイーンズホテル 2階中央のバルコニーが観覧席
パレードが出発する仏歯寺の門から行進するコースを見渡せる交差点に位置するクイーンズホテルのバルコニーに観覧用の席が準備されていました。

バルコニーに椅子を設置中
客室ではなく小さな宴会場に面した部屋のバルコニーで、部屋の中に広い化粧室もあり、お茶やお菓子も準備されていました。
バルコニーはそれほど広くないので、ツアー参加の女性がくじ引きをして着席場所が決められました。

パレード開始を待ちます

バルコニー下のホテルエントランス前も有料席

ホテル1階ロビーにも特設有料席
私はくじ運が強かったようで良い席となりましたが、お祭りの中盤でツアーのお仲間たちと席替えをしました。
もしかしたら一生に一度の観覧かもしれませんからべスポジで写真を撮りたいですよね。
私はスマホカメラしかありませんから、ほぼ動画撮影だけでした。
クイーンズホテルは160年以上の歴史があるクラシカルホテルです。


時代を感じさせるエレベーター
私たちのツアーは道路が通行止めになる前に到着して、クイーンズホテル内のレストランで夕食をいただきながらお祭り開始を待ちました。
特別観覧席のバルコニー以外でも、このホテルに宿泊していれば客室のバルコニーから観覧できるようです。
パレードが通る道沿いのホテルや商店は観覧席を設けてかなりの高額で販売しているそうですが、どこで買うか、誰から買うかで料金は大きく違うようです。
もちろん有料席でなくても歩道上で観覧することができますが、大混雑の上、簡易公衆トイレの数は少なく、私にはちょっと無理かも。

お祭りが終わると観覧していた大勢の人々がどこに向かうのか一斉に歩きだし、通行止めの道路も人であふれかえっていました。


ここの2階バルコニーはベストポジションでした
私たちはほどなくホテルそばまで迎えのバスが来て宿泊先のホテルに戻りました。
これはツアーにして正解だったと思った瞬間です。
2月にはスリランカのコロンボでペラヘラ祭りがあるそうですよ。
