シーギリヤロックには初めてのスリランカ旅行で登ったことがあるので、ここはパスして宿泊していたジェフリ・バワホテル、ヘリタンスカンダラマで
のんびり過ごそうかとも思ったのですが、次に来ることがあっても登れないかもしれないと思い再登頂しました。
岩山の頂上にある空中都市

まさに何故そこに?
スリランカを征服していた南インドタミル人から王位奪還に成功したシンハラ王のダトゥセーナには二人の息子がいました。
二人は王位継承をめぐり争っていましたが、長男カッシャパはとうとう実力行使に出て、家臣に命じて父を殺害。
長男のカッシャパは自らが王位に就くと軍事施設を兼ねた王宮をシーギリヤの岩山の上に建造し難攻不落な要塞を築きました。
しかし、その後インドに逃げていた弟が大軍を引き連れ戻り、劣勢となった王カッシャバは自害し王宮はたった11年で幕を閉じました。
その後、モッガラーナが王位に就き都はアヌラーダプラへと戻されました。
実の父親を殺してまで王位に固執し、岩山の頂上でいつ攻め込まれるかと怯えながらの11年。
それでも、それが今では世界遺産に登録され観光資源になったのだから、王としての実績を残したことになるのでしょうか。
ヘルパーさんはいたほうがいいかも
シーギリヤの駐車場でバスを降りるとヘルパーさんたちがスタンバイ。
私が参加したツアーには私たちより年長のご夫婦が何組かいらっしゃったので、登れるかしらと余計なお世話で心配していたのですが、前日ヘルパーについての説明があり、希望者は予約することができました。
日本円で一人2,500円くらいだったと思います。
私はとりあえず自力で登ることにしました。
このヘルパーさんはリュックなどの荷物を持ってくれ、階段では背中を支え、坂道は腕をとり至れり尽くせり。

リュックを背に登り始める前から密着サポート
ツアーのお仲間でヘルパーさんをお願いした方の近くにいると、ガイドさんばりに色々説明もしてくださっています(英語ですが)。
そのヘルパーさんに私が質問しても丁寧に教えてくださるし、皆さんとっても親切。
ツアーガイドさんのつてで事前に予約していたからかもしれません。
通称ライオンロックの足元でガイドさんから説明や注意点を聞いた後、ガイドさんの同行はなかったので、頂上についてからコレは何?アレは何?と聞く人がいないので、ヘルパーさんに教えてもらっちゃいました。
聞かなくても色々教えてくださったし、荷物持ちとしてだけでなくガイドとしてお願いするのもありだと思います。
写真も良いアングルで撮ってくださいました。
私のヘルパーさんではないのに親切。
いつか再訪したらヘルパーさんをお願いすることにします。
ただ注意した方がいいのは、事前に予約しなくても駐車場や登山口で、写真を撮ってあげましょうとか、何気に腕をとってくれたりと親切にしてくれて、実は有料のヘルパーさんという場合もあります。
その場合の料金は交渉次第だと思います。
ライオンテラス
シーギリヤロックは高さ約200mの一枚岩で頂上まで約1,200段の階段を上ります。

ここから登りの階段が始まります

鉄製の階段は雨が降ったら滑りそうです

シーギリヤはライオンを表す言葉で、ロック登山の中腹にライオンテオラスと言われる広場があります。

かつてはライオンの頭部まであり、階段を登るとライオンの喉元に飲み込まれるように見えたらしいですが、今は巨大なライオンの足元だけが残っています。


以前行った時、足元の写真を撮影したかったのに、ご家族連れの独占状態でポーズを変えてが写真撮影をしていてなかなか先に進んでくれずイラッとした記憶が蘇ってきました。
ここを通過すると頂上まであと一息なのですが、なかなかシンドイ。
ヘルパーさんたちは背中をプッシュしたり腕を取ったり、それぞれの人の要望に沿ってサポートされていました。
そしてようやく頂上、かつて宮殿があった場所に到着。


よくまー、こんな場所に作ったものです。
王様は宮殿に篭りっぱなしでいいかもしれませんが、お世話する人たちは下界と言ったり来たり、さぞご苦労なさったことでしょう。
頂上まで来ると下界は緑一面のジャングル。
視界を遮るものもなく、敵が攻め入ってきてもすぐに発見できるでしょう。
その代わり、補給も簡単に絶たれそう。
王様用のプールまであるのですが、プールの水は雨水でも貯めていたのかと思い、ヘルパーさんに聞いてみました。

王様のプール
なんとジャングルの中に見える湖から水を汲み上げていたそうで、天空の頂上にありながら上下水道が整っていたようです。
すごいですね。
頂上を見て周り、休憩も取ってライオンテラスを目指して下山します。
シーギリヤレディ
ライオンテラスから次はシーギリヤレディに会いに行きます。

上り、下り、一方通行です


遠くに見える螺旋階段の先にシーギリヤレディ
シーギリヤロックの中腹、高さおよそ100メートルの岩肌に現れる美女たちのフレスコ画。
かつては500人もの女性が描かれていたそうですが、今は18人を残すのみとなっています。
描かれてから約1,400年後に発見されたそうですが、今も色鮮やかな壁画。
残念ながらここは撮影禁止になっています。
ガイドさんが説明してくれましたが、中には指が1本多かったり、乳房が3つあったりする美女の絵があります。
フレスコ画は生乾き状態の漆喰に顔料で絵を描くので、描き直しや修復ができないからだそうです。
この場所で写真は撮影できませんでしたが、キャンディで宿泊したホテル、アールズリージェンシーの客室でシーギリヤレディと対面しました。


シーギリヤロックはスリランカ観光の目玉ですが、今はシーギリヤロックを望むことができるピドゥランガラロック登山が人気のようです。
シーギリヤロックと違い階段が整備されているわけではないようで、登山というより岩登りみたいですから私には到底無理そうです。
ここから望むシーギリヤロックの夜明けはさぞ雄大な姿なのだろうと想像できます。
これから先歳を重ね体力的に諦めなくてはならないことも増えるでしょうし、行きたい場所には早いところ行っておかないとと改めて思います。
そしていよいよ歩くのも覚束なくなったらクルーズ旅かな・・
