不義理な嫁
私のことです。
義父は私たちが結婚してわりとすぐに亡くなりました。
持病の心臓の定期検査で大学病院に行く途中、病院はすぐそこという場所で心臓発作を起こし、そのままあっけなく亡くなってしまったのでした。
仕事中に夫から義父が倒れて病院に搬送されたと連絡があり、とにかく急いで病院に駆けつけましたが間に合いませんでした。
一足早く着いた義姉は泣くこともなく、公衆電話で葬儀社に連絡していて近しい身内を亡くした経験がない私はそれに驚きました。
あまりに急なことに驚きはしましたが、悲しみの感情は正直ありませんでした。
実は結婚前にお仲人さんのお宅で両家の顔合わせをしたのが初対面、結婚式当日が2回目。
その後一緒に食事したこともなく親族であることは間違いないけれど、実感があまりありませんでした。
その当時の義父の年齢に近付いた夫の顔が、義父によく似てきたように思う。
夫の無口で頑固な性格も義姉から聞いた義父に似ているような…
義父が亡くなってから、自身がお寺にお墓を建てる準備をしていたことを知り、夫も姉弟も驚いていました。
自分の寿命を知っていたかのような手回しの良さ。
納骨や法事はそのお寺で執り行いましたが、それっきりお墓参りに行ったことがなかった私。
夫は時々行っていたようですが、私はお寺の場所も名前もうる覚え。
23区内で夫の実家からも遠くない場所なのに、何と不義理なことか。
お天気がいいし、お彼岸だからお母さん(私の)のお墓参りに行こうと夫が言うのですが、お義父さんのお墓参りに行った方がいいんじゃない?と、言ってみました。



義父のお墓は前日雨だったのに汚れもなくピカピカ。
綺麗な花も供えられていたので、一足先に夫の弟家族が来ていたのだと思います。
このお墓は弟が継承することになっています。
夫は長男ですが、私たちには子どもがいないので無縁墓になってしまうのを避け、子どもがいる弟に継いでもらうことにしました。
よって義父の葬儀の喪主も義弟が務めました。
夫にはそういう拘りが全くありません。
義母の葬儀も長く面倒をみてくれた義姉が喪主を務めました。
故人と喪主の姓が違っていましたが、家族葬なので違和感なし。
義両親は離婚こそしていませんでしたが、夫が子どもの頃から別居していたので、義母は私たちの結婚式にも出席しませんでした。
この義母も自分で樹木葬墓地を用意してありました。
なかなか変則的な家族だったので、夫は私のありきたりなフツーな家族が羨ましかったそうです。
そのせいか夫は結婚前から私の実家にしょっちゅう遊びに来ていたし、結婚してからも私の両親とはよく一緒に旅行もしたし、私の父と2人で韓国旅行をしたことがあるくらい仲良しです。
私が単身赴任していた間は夫が頻繁に実家に通い、福岡まで何度か両親を連れて来てくれました。
まったくもーっと思うことの多い夫ですが、ここだけは感謝しています。
お墓参りに突然姿を現した嫁に義父も驚いたかもしれません。
これからは時々参りますので今までの不義理をご容赦くださいね。
夕ごはん

チキン•チーズフライ
鮑バターソテー
ひじき煮
かんぴょう巻き
焼きうるめいわし
何コレ?なラインナップ。
伊勢志摩旅行で鮑が食べられなかったのでリベンジだそうです。
この小さな鮑でリベンジになるのか微妙ですけど。
