九州の地震や北陸の大雨など、国内の自然災害のニュースを見るたびに心が痛みます。
日本国内だけでなく、遠く離れた地であるネパールの洪水ニュースに、特に強いショックを受けました。
なぜなら、今年の2月に旅行で訪れたばかりの思い出がある国だから。
一度でも訪れたことがある地は、遠く離れていても「他人事」のようには思えなくなります。
とは言っても何もできるわけではないのですが・・
GDPには現れない豊かな暮らし
ネパールは決して裕福な国ではありません。
エベレスト登山をはじめとする観光収入が、国の大きな財源となっています。
ネパール旅行をした際の現地ガイドさんが移動の車中で話してくれた言葉が印象に残っています。
『カトマンズなどの都市部以外では、ほとんどの国民は自給自足で暮らしています。だから、彼らの生活にはGDP(国内総生産)という数字はありません』
現金収入は少なくても、山の斜面に広がる段々畑を耕し、家族と幸せに暮らしているに違いない。
そんな暮らしが、災害によって一瞬にしてかき消されてしまったのではないか……ニュースを観て、想像するだけも胸が締め付けられる思いです。
氷河を溶かした一因は私たちにもある?
ニュースを観ていて、以前に国連のアントニオ・グテーレス事務総長がネパールを訪れた際に述べた言葉が紹介されていました。
正確な言葉ではないと思いますが、その趣旨は先進国の責任を問うものでした。
『温暖化がヒマラヤの氷河を溶かした一因であるならば、ネパールが排出したCO2はほんの僅か。
そのほとんどは、遠く離れた国々が排出したものである。彼らは、自らが引き起こしていない危機の代償を支払わされている』
というようなお話しだったと記憶しています。
それを聞いて、確かにそうだな〜と、思ったのでした。
今やエベレストは前人未到の山ではなく、ベースキャンプにはシャワーさえあり、登頂を待つ人々で大渋滞が起きるほどの山になっているとネパール旅行で聞きました。
人が増え、商業化が進めば環境への負荷もかかります。
エアコンの効いた快適な部屋で、パソコンを叩きながらこんなこと書いていて、何言ってるかという感じですが・・
私ができたことはユニセフに僅かばかりの寄付をしたくらい。
風評被害
熊本の地震では被災地以外の影響がない場所への旅行の取りやめ(風評被害)などで打撃を受けていて、10月1日から『九州ふっこう応援割』が始まるようです。
観光が国の重要な産業であるネパールも同じ状況が起きているのかもしれません。
今回の洪水の衝撃的な映像が今でも流れ続けていますが、大きな被害が出た地域がある一方で、私が訪ねたカトマンズやポカラなど、主要な観光地の多くは全く影響を受けておらず、現在も安全に旅行ができる状態だそうです。(現地の旅行社のウェブサイト情報です)
現地の安全情報を確認した上で、予定通り旅行に出かけることも支援に繋がるかもしれません。
フェアトレード製品をオンラインで購入することもできるようです。
私はネパールでWSDO (Women's Skills Development Organization):女性性自立支援団体の綿を使った手作りのバッグとポーチ、サランコットでの手作り蜂蜜を購入しました。


もう一度ネパールに行きたい。
10月になったら復興割を利用させてもらって九州にも行きたい。
