ここ数日間お天気もパッとせず、眠気が覚めない。
今朝もどんより。
また一日中家にいたらぼやーっと終わってしまいそうなので映画に行くことに。
気分を晴れやかにするのだったら、もっと他の選択をすればよかったのかもしれませんが、観たのは『PLAN75』
倍賞千恵子さんが主演で、第75回国際映画祭カメラドール特別表彰を受賞した作品です。
急速に高齢化が進む日本で、その対策として75歳以上になると自らの意思で生死を選択できる「プラン75」が法制化されます。
映画の冒頭、2016年の相模原障害者施設殺傷事件を思い出させる映像で、大学で人権について学んだ際、この事件について色々調べてレポートも書いたので心臓がぎゅーっとしました。
映画のストーリーは詳述しませんが、自らの意思とは言え、それしか選択肢がないような状況にある方ばかりに見受けられ、そして上手く誘導されていく。
私が75歳になる頃には制度化は極端かもしれませんが、高齢者をはじめ生産性に寄与しない人々には安楽死が推奨されるような世の中になるのでしょうか・・・
いろいろ考えさられる作品でした。
今日は平日ということもあり映画館は空いていましたが、観客のほとんどが『プラン75』ど真ん中と、私のような予備軍と思しき方々とお見受けしました。皆さん関心あるんですね。
観終わって外に出ると、青空。
今日は七夕。織姫と彦星、逢えることを願ってます