元会社OB会イベントの落語鑑賞会で、参加する予定ではなかったのですが、所用で参加できなくなったメンバーから頼まれてのピンチヒッター。
暇なのバレているし、実際暇だったので引き受けました。
落語を聴きに行くのは何年ぶり?
最後に新宿末廣亭に行ってから10年以上は経っているはず。
ここでびっくりなことが。
チケット売り場に元会社の先輩女性がいらっしゃいました。
入社後しばらくは同じ職場したが、退職する頃には別々な部署でしたので、こちらも何年ぶり?の再開。
退職後不定期で1日4時間のアルバイトをされているそうで、今も変わらずお綺麗でした。
平日昼間なので、私たち以外の観客ももれなくシニアとお見受けする方々。
客席は半分くらい空いていたようです。
寄席って会場の照明がついたままなんですね。
高座から客の反応見ながら噺すからでしょうか。
落語家のことを噺家とも言いますが、話は「会話」や「談話」であるのに対し、噺は「物語」や「説話」など、はなしを語ることだそうです。
昨日は噺家さん3人、奇術と音曲で2時間楽しみました。
このお写真から皆様それぞれ少し時を経ているようでしたが…
2時間たっぷり楽しめました。
音曲(おんぎょく)ではお三味線も長唄も素晴らしく、聴き惚れちゃいました。
お噺の内容以上に感心したのは、雷門助六師匠の身のこなしの綺麗さ。
落語芸術協会のHPでプロフィールを拝見すると、御年77歳。
お着物で高座に正座され、スクッと立ち上がられるお姿に感心しきり。
私なんて既に正座は出来ず座敷に座るのを避け、やむを得ない時はお行儀悪く斜め座り。
立ち上がる時にはテーブルに手をついてどっこいしょと、口には出さないけれど自分に掛け声かける。
師匠はお噺のあとに踊りも披露されましたが、中腰の姿勢のままゆっくりしなやかな動き。
私にはぜったい無理。
ご同輩の皆さんも同じ感想をもったようです。
落語会が終わって近所の居酒屋で恒例の参加者懇親会。
上は80代から最年少の私まで、話しはあちこちとっちらかりながら、落語会にも負けず劣らず大笑い。
現役時代には全く接点がなかった先輩諸氏から聞くここだけの話しは、今の時代だったらありえないことだらけ。
よく言えば大らかな時代だったんですね。