9月末日付けで退職して3年が経ちました。
もう3年も経ったのかと思う時。
母の類天疱瘡が悪化して処置のために入院し、退院はしたものの私が退職して2ヶ月も経たないうちに他界してしまった。
あれからもう3年も経ったのね、と思う。
仕事のことを思い出したり、当時のことを夢にみたりすることもなく、テレビや誌面で会社のニュースやCMをみて懐かしく思うと、もうずーっと前に退職したような気もするけれど、まだ3年しか経っていないのね、と思うこともある。
仕事は嫌いではなかったし、ブーたら文句言ったこともありますが、辛くて辞めたいと思ったこともない、幸せな会社人生。
だからと言って、やり甲斐とか達成感があるとか無いとかもあまり考えず、粛々と40年を送りました。
サラリーマンですから、辞令一つで職場も役職も変わりますからね。
こんなことを書くと、つまらない人生だと思われるかもしれませんが、イエイエ、けっこう面白かったのですよ。
入社数年後に男女雇用機会均等法が施行され、会社の人事制度も徐々に変化しました。
上司たちにも恵まれ、自分の能力・実力以上の仕事やポストも用意してもらったように思います。
用意していただいたからには、期待以上の成果は出せるよう努めましたが、それも同僚や部下があってこそ。
サラリーマンの役職って、能力や実力だけではどうにもならないということをたくさん目の当たりにしました。
時代や会社の経営状態、その時々の上司などなどなど・・
3年くらいの腰掛け気分で入社した会社に40年も勤め、嫌な思い出もなく、上々の会社人生だったと退職して3年経って改めて思ったのでした。
同じ会社に勤めていても、私みたいに呑気に思う人ばかりではないと思いますが・・
今週はOB会のボランティア仕事の集まりや、10年前の仕事仲間との集まりがあったり、未だに繋がっているということは、私と同じように感じている人が多いのかも。
『夢をもて、目的をもて、やれば出来る。
こんな言葉にだまされるな、
何も無くていいんだ
人は生まれて、生きて、死ぬ
これだけでたいしたもんだ』
ビートたけしさんの詩『騙されるな』の一節。
そんな心境です。
今日は久々に朝から陽が出て暑くなりそうですよ。
《夕ごはん》
喜多方ラーメン
結びこんにゃくのきんぴら
蒸し鶏とザーサイの和物