数日前の夜、家の前の小さな公園の中を歩いたら、水飲み場に小柄な老婆(失礼)の姿がありました。
公園を出て家の玄関前で振り返るとまだ水飲み場に姿がある。
こんな時間(夜8時半頃)に何しているのかしら?
気になる。
もしやお家への帰り方がわからなくなったんじゃないかしら?
お家の方が探しているんじゃないかしら?
次々に心配事がうかんでくる。
公園に戻って夫とベンチに座ってしばらく様子を窺いながら、さてどうするって相談。
近所の交番に相談に行く?っていうのも大袈裟な気がするけれど、このまま放っておくのもなんだし・・
ってことで、私が水飲み場に行って『私も手を洗っていいですか?』と、話しかけてみたところ、
『どうぞ、どうぞ』と普通に応えが返ってきました。
なーんだ、良かった。
そして、そこには銀杏(ぎんなん)がいっぱい。
あら、銀杏ですか?
と聞いたら、公園の中に落ちている銀杏を拾ったのだけれど、家に持って帰ると娘から臭いって怒られるからここで洗ってるのよ。
臭いけど、干して煎ったら美味しいじゃない。もったいないもの。
ということでした。
薄暗がりでひたすら手を洗い続ける老婆なんて勘違いしちゃってすみません。
受け応えはしっかりなさっていましたが、かなりのご高齢でパジャマをお召しでした。
小さな公園ですが、毎年銀杏の実がなってそれが落ちると確かに臭いますけけどね。
しばし、水飲み場で銀杏談義。
私が小学生の頃、校庭にたくさんの銀杏の実が落ちました。
朝礼の後、校庭の銀杏をみんなで拾い、きれいに洗ってました。
生徒たちが。
水道の水がめちゃくちゃ冷たかったことを覚えています。
昔は東京でも水溜りに氷が張るくらい寒かったですからね。
その当時は銀杏なんて食べたこともありませんでしたが、あの銀杏は誰の口に入ったのかしら。
先生方ですよね。
きっと。
今そんなことしたらSNSでアップされてニュースになるかも。
のどかな時代でした。
そんなことまで思い出した公園での出来事。
翌朝その水飲み場の脇を通ったら、銀杏の実は跡形もなく綺麗になってました。
お片付けもなさったんですね。
迷子のご老人と勘違いして申し訳ありませんでした。
でも、パジャマでの外出はいくら近所でもお控えになった方がよろしいかと。
一般的に公園にはイチョウの雌の木は植えないそうです。
実が落ちると臭うというのが理由のようですが、我が家の前の公園には雄雌両方のイチョウの木があり、毎年実をつけてます。
拾いませんけど。
銀杏の季節になりましたね。
《昼ごはん、夕ごはん》
一日中雨だった連休最終日、何もしたくなくてこんな食卓になっちゃいました。
喜多方ラーメンです。
またまた夫がオツマミを並べて終了
やきとり
焼豚
麻婆豆腐
マントウ
キュウリの浅漬けにニラだれ