私たち夫婦がいつか入るお墓を決めました。
夫は長男ですが、私たち夫婦には子どもがいませんので、夫実家のお墓は義弟に継いでもらうことにしています。
どちらが先かわかりませんが、残された方がお墓の心配をしなくていいように今のうちに決めておくことにしました。
これから歳を重ね、双方の兄弟やその子どもたちに少なからず厄介をかけることは避けられないとは思いますが、それでもできるだけ手を煩わせなくて済むように、事前にできることはしておきたいと思っています。
その一つが埋葬先を決めることでした。
最近は葬儀も家族葬や直葬など簡素化が進み、また後継ぎ問題で墓じまいをなさる方も多いとか。
死んだ後のことには夫婦とも拘りはなく、立派な墓所も望んでいません。
ともに東京生まれなので、都内の樹木葬や樹林墓地についてほんの少し調べ、管理や費用の面から都立霊園に絞りました。
都立霊園で有名なのは青山霊園ですが、樹木型・樹林型の埋葬施設は多磨霊園と小平霊園のみです。
納骨堂に納まるより、土に還る方がいいかなという単純な希望です。
この2箇所を見学し、どちらか先に当選した方に決めることにしました。
申し込みは1年に1回で抽選になりますが、生前申し込みができる、できないもあり、昨年は小平霊園を申し込んで落選。
今年は多磨霊園に応募して当選しました。
お墓に当選してヤッター!と大喜びっていうわけではありませんが、お墓の心配は元気なうちしかできません。どちらかが病気などで弱っている時には話しにくいですからね。とりあえず落ち着き先が決まってやれやれです。
多磨霊園は実家から比較的近く、何となく馴染みがあり、面積は128ヘクタールで都立霊園で最大、日本初の公園型墓地だそうです。
その一角に新たに造られた樹林型合葬埋蔵施設です。合葬には抵抗のある方が多いかもしれませんが、死んだ後のことにこだわりがない能天気な私たち。
大勢一緒で賑やかでいいんじゃな〜い。で、決定。
当選はしたものの、都立なので申し込み資格の審査があり、戸籍謄本など必要書類を集めました。
抽選で驚いたのは、抽選の模様がYouTubeでライブ配信されていたこと。
私は視聴しませんでしたが、人気の青山霊園とか申し込まれた方はドキドキしながら見守られたのでしょうか。
昨年亡くなった母の墓所がようやく決まりそうです。
父は末っ子の四男で実家も遠いので新たにお墓を建てることにし、お墓を継ぐことになる弟の家の近くでさがしました。
私たち夫婦と違って、父は立派なお墓を作りたいそうです。
こちらも何とか落ち着きそうでやれやれです。