お天気がいいと出かけたくなる日曜日。
いつも当日までノープランで、朝食の時に夫の気まぐれで決定します。
昨日は横須賀から猿島に行ってきました。
sarushima.jp
少し前に、人気ブロガーさんが猿島にいらした時のブログを拝見し、夫に話したのを覚えていたらしいです。
電車はとても混んでいて、なぜか大勢の方が横須賀中央駅で下車されます。
何かイベントでもあるのかしら。
『横須賀カレーフェスティバル』が開催されてました。
横須賀と言えば海軍カレーですものね。
乗船券は並ぶことなく購入でき、船も乗客が多いからか時刻表とは関係なく20〜30分おきに運航していたのでそれほど待つことなく乗船。
乗船すると皆さんどんどん2階のデッキに上がっていらっしゃいますが、私たちは1階最後尾で風と波を楽しみました。
10分ほどのショートクルーズですが爽やかで心地よかったです。
下船するとガイドツアーの案内をされていて、予備知識も全くないのでお願いすることにしました。
1人600円、約20人の方々とガイドさんに案内していただきながら島を歩きます。
30分程度かと思っていたら約90分の行程で満喫できました。
猿島は幕末から東京湾を守る拠点として要塞の猿島砲台が造られた無人島。
現在はBBQや海水浴も楽しめる公園となっています。
無人島を人の手で切り拓いた道。現在は歩道が整備され歩きやすい道となっています。
積み重ねた石が苔で緑色となり時代を感じます。
ガイドさんの右手は兵舎跡。
煉瓦でできていますが、当時は煉瓦を焼く技術がまだ未熟で、ところどころ焼きが甘かったものが剥がれています。
ここの煉瓦はフランス積みというそうです。
横一列の中に長短の煉瓦が組み合わさっている積み方がフランス積み。
場所によってはアメリカ積みもありました。
兵舎は施錠されていますが、ガイドツアーでは中も見学できます。
真っ暗でかび臭いのかと思ったら、ひんやりとはしていますがそんなこともなかったです。
部屋の中は漆喰が塗られていて、これが湿度調整してくれているそうです。
驚いたのは白い漆喰におびただしい落書きがあったこと。
当時の兵隊さんが書くとは思えないLOVEとかPEACEの文字も。
戦後、まだ島が管理されていなかった時代の若者、私たち世代よりちょっと上の人たちによるものではないかと説明がありました。
落書きを消すと漆喰もダメになってしまうので、やむなくそのまま。
いつの世にもいるんですね。困ったものです。
トンネルの中にロボット?
猿島はジブリ作品の天空の城ラピュタの世界に似ていると言われ、このロボットはそれに登場するロボットを模したものだそうで、へえーって言いながら歩を進めると後方で妙な音。
なんとロボットが歩いているではないですか。
ガイドさんによると、ファンがコスプレで時々現れるらしいです。
トンネルを抜けると、
そして更に更に歩を進め、
猿島の頂上。
この建物は仮面ライダーのショッカーのアジトとして撮影されたそうです。かなり昔に。
頂上から山を下り、ガイドさんに拍手を送って約90分のツアー終了。
ガイドして頂かなかったら、ただ山歩きして終わってしまったと思いますので、参加して大正解でした。
帰りの船でターミナルに戻り、カレーフェスティバル会場にも寄らず、記念艦三笠の見学もせず、来る途中で見かけた横須賀ポートマーケットに直行。
生鮮品やお土産の販売もありましたが、レストランが中心の広いスペース。
テラスからは海が見えるし、なかなか良い感じ。
私たちもお昼がまだだったので、遅いランチをいただきました。
これにて横須賀ショートトリップ終了です。