梅雨の中休みは今日までだそうですよ。
2泊3日で父の日と父の91歳の誕生日祝いを兼ねて福岡に行ってきました。
父にとっては母が他界してから初めての旅なので、私が単身赴任中に母と一緒に数回遊びに来てくれた福岡を旅行先に選び、かつて両親と一緒に行った場所をなぞったような旅となりました。
お天気の長期予報では雨でしたが、それが曇り予報に変わり、そして旅行をした3日間は晴れました!
父の誕生日には旅行することが多かったので、写真がたくさん残っていますが、雨の日がないのです。
梅雨なのにいつも天気に恵まれ、父は晴れ男ですかね。
ということで、暑かったです。
かつては両親と羽田空港で待ち合わせをしましたが、さすがにちょっと心配なので浜松町駅で待ち合わせをして、私も久々のモノレールで空港に向かいました。
父のスマホは見守り機能を設定していて、電車に乗ると私に通知され現在地がわかるので、計画通りの電車に乗ったこともわかるので安心です。
空港はかなり混雑していて保安検査場にも行列。
夫は自宅から父の荷物も一緒に直接空港に向かい、ラウンジで待ち合わせ。
ここもけっこう混雑していました。
飛行機は定刻に出発。
満席のようでしたが、前方の窓側から並び席を予約していたので、窓から富士山も綺麗に見えました。
初日は柳川に行くことにしていたので、福岡空港からホテルまで荷物を1個550円で運んでくれるCARGOPASS(カゴパス)を利用。
cargopass.jp
コインロッカーを探す手間も省けるしこれは便利。
事前に予約して決済しておくと名前を告げるだけOK。
身軽になったので空港から地下鉄で天神経由、西鉄福岡駅に向かいます。
母が長い距離は歩けなかったのでタクシーを使うことが多く、父が地下鉄は初めてと聞いてちょっとびっくり。
いつもA地点からB地点にダイレクト移動していたので、天神界隈の人の多さに驚いていたのが新鮮です。
柳川では昼食に鰻のせいろ蒸しを食べ、川下りをする計画。
夫が『柳川特盛切符』という企画商品があるというので、西鉄福岡駅で購入しました。
往復の電車代、せいろ蒸し、川下り乗船券のセットで5,500円/1人。
どれほどお得かわかりませんが、難点はお食事場所は数店舗から選べるもののメニューは決まったものしかないということでしょうか。
天神から柳川まで急行で約1時間、到着したのが12時半頃で最終の船まであまり時間がなく、駅前のお店を選んだのですがちょっと残念でした。
お味はまあまあでしたが、小ちゃい鰻が2切れだけ。錦糸卵の方が量が多かったかも。
船の発着場まで少し歩きますが、道々父が思い出話しをしていました。
川下りは60分程度の乗船時間で船頭さんがガイドもしながら、唄も披露してくださりなかなか風情があります。
ただお天気が良かったので、とにかく暑い。
乗船客の半分くらいは海外から観光にいらしたようです。
かつて両親と川下りした時の船頭さんは朗々と民謡を唄って下さったように記憶していますが、時が経ち船頭さんも代替わりしたのでしょうか、童謡を声が響く橋の下限定で唄ってました。
時の流れを感じます。
母が下船する時、船頭さんからまた来てくださいと声をかけられ、『もう歳だし、これが最後だと思います』と言いながら涙ぐんでいたのを夫が覚えていました。
父と私はそんなやりとりがあったことは知らなかったので、ちょっとしんみり。
本当に最後になっちゃたのね、お母さん。
川下りの終点から駅まではシャトルバスが運行しているのでそれを利用して駅に戻りました。
川下りの終点あたりには鰻屋さんもお土産屋さんもたくさんありますから、時間に余裕があれば川下り後にゆっくりするのがお勧めです。
さすがに父が疲れたようなので、天神に戻って街歩きすることなくホテルに直行しました。
空港で預けた荷物がまだ届いていなかったので、お部屋に行く前にエグゼクティブラウンジで冷たいもの飲みたいと父。
はいはい。
小さいラウンジですがここも父のお気に入り。
スタッフのお嬢さんと嬉しそうにお話しして、91歳の誕生日であることを自己申告。
こんな可愛いプレートを作ってくださり、しばし父のスマホカメラで記念撮影会。
ご満悦でした。
私たちは冷えたスパークリングワインとビールをいただき、ラウンジにちょっと長居しちゃいましたけど、とりあえずここまでは順調。
よし。