静謐な空気に包まれ、その境内だけ異空間のように感じました。
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寺社仏閣を参詣し、御朱印をいただいたりしますが、そもそも仏教のことも神道のことも実はよくわかっていない。
それで總持寺についてネットで調べ、曹洞宗の公式YouTubeで動画を視聴しました。
禅宗でお釈迦様から伝えられた「坐禅」を中心とした教えを依りどころにしているそうです。
最近は海外でも禅ZENはよく知られ、Appleの創業者スティーブ・ジョブズが禅に傾倒されていたのは有名で私でも知っているくらいです。
彼が常に黒いシャツを身に着けていたのは、禅僧の黒い作務衣(作業着)をイメージしていたともいわれていて、Apple社製品のデザインの中にも生きているそうです。
シンプルで美しく、見えないところまで美しく。
そうして禅についてちょっと興味を持ち、映画まで観てしまいました。
もちろんアマプラですが。
タイトルはそのものズバリ『禅』
2008年の作品で、監督は髙橋伴明、主演(道元禅師)は中村勘九郎
道元禅師の中国での修行時代から生涯を終えるまでの物語です。
見始めた最初の感想は、中国での修行中の場面での中国語の台詞が多く、俳優さんってたいへんな仕事だわってことでした。
内容と全然関係ないですけど。
只管打坐(しかんたざ)、ただひたすらに座ることで悟りを開く。
坐禅の場面が多く、とても興味を惹かれました。
単純な私は坐禅をやってみようではないかということで、オンライン坐禅をしてみました。
まずは坐禅の作法を学びます。
始めは合掌の仕方から。
1.座布団を二つ折りにしてお尻をのせる→ 座布団がないのでクッションで代用
2.右の足を左の腿の上にのせる→痛タタタ
3.左の足を右の腿の上にのせる→無理
4.右の掌を上に向けて足の上におく
5.左の掌を上に向けて右掌の上におく
6.両手の親指の先端が軽く触れるように組む(法界定印)→上の写真の手元ですね。
7.顎を引き、耳は肩の上、姿勢を正す
8.目は瞑らず半眼
壁に向かって座ります
そして3回の鐘が鳴ったら開始
腹式呼吸で何も考えず、ただ座る
時間の定めはないそうですが、今回は5分間でした。
何も考えないって事が無理。
足痛い、体がますます固くなってる、あと何分?とか・・・
雑念だらけです。
總持寺の静寂な境内にいるつもりでやってみたのですが、それ自体が何も考えずただ座るにはなっていないですよね。
最近はマインドフルネスという言葉をよく耳にし、積極的に取り入れている企業も多いようですが、坐禅=マインドフルネスではないようです。
煩悩まみれの私が悟りを開けるとは全く思っていませんが、坐禅は足を組まずに椅子に腰掛けてもいいようです。
ソファの上でごろごろするだけでなく、一人の時間にやってみようかと今は思っています。
ラジオ体操もまだ始めてませんけど。
《夕ごはん》
青椒肉絲
三つ葉入り厚焼き卵
けんちん汁
白菜の漬物
昼間からけんちん汁を仕込んで準備OKと思っていたら、夫が帰宅する直前にお米がないことに気づきました。
夫が別にいらないっていうので、主食なし。
ビールで代用。
レトルトご飯はあったのですが、結局食べませんでした。