昨日は父の様子見で実家に帰りました。
普段の買い物は父の足でも5分とかからない場所にある、100均も入っている小さなスーパーでまにあってます。
私が実家暮らしの頃からあるので、スーパーのレジにはお隣のお嫁さん(私とほぼ同世代)が未だにパートで仕事されています。
若い世帯がめっきり減って、いつも空いているし、買い物客は圧倒的にご高齢の方が多い。
父にとっては顔見知りのレジの方がいらっしゃる気やすさもあるのですが、最近はそのスーパーで買い物をしていないらしい。
駅近のスーパーまで行ってると聞いて、何故?
本人はウォーキングのついでに寄ると言いますが、お決まりのコースとはぜんぜん方角違うんですけど。
父との毎日定例のビデオ通話で、最近いつものスーパーにセルフレジが導入されたときいてピンと来ました。
多分セルフレジにビビってる。
昨日は郵便局に行った帰りに、件のスーパーに一緒に買い物に行きました。
案の定父はレジに並ばず、私にお財布を渡そうとします。
お父さん一緒に会計してと促しました。
お店によってセルフレジの仕様が異なっても、やり方にそう違いはないので、なんと言うこともないのですが、父にとっては初のことでサッパリわからないらしい。
スマホは使うのに、単に苦手意識が先立っているだけだと思うのですが。
スーパーの会員証をかざして、支払い方法を選んで、お金を入れて、ハイ終わりなんですが、今までレジの方に現金を手渡せば、お釣りを受け取れた昭和一桁にはかなりハードルが高いらしい。
慣れるまでは、わからない時にレジ横にいらっしゃるお店の方に教えてと言えば手伝ってくださるからと父に話していたら、お店の方もいつでも声かけてくださいね、と優しくおっしゃってくださいました。
こういうのを毛嫌いしていたら、そのうちどこでもお買い物できなくなってしまう世の中になったのですね。
チェーン展開しているスーパーなので、セミセルフでも人員削減に繋がると思いますが、この店舗に限って言えば普段からレジは2か所しか開けなくても特に列ができるほど混むわけでもないんですけどね。
客層から言っても、今まで通りの方がスムーズな気もします。
1店舗だけオペレーションを変えることの方が難しいのかもしれませんが。
この日、父と弟と一緒に行ったファミレスも、入り口の受付機から出てきた番号のテーブルを自分でさがし、オーダーはタブレット。
お茶もお料理もロボットが運んできてくれました。
この時も父はもう1人で食事にも来られないってぼやいてましたが、そもそも1人で外食しないじゃん。
でもお店でちょっと笑ったのが、こんなに人と接することなく食事ができるのに、お茶のおかわりをお願いするにはタブレットで係員を呼び出さないといけないんですね。
一応お店の方にうかがったら、タブレットではできないそうです。
は〜そうなんですか・・
何か理由があるのでしょうね。
父がセルフレジに慣れるまで、実家に帰る度にお買い物に同行してみます。
習うより慣れろだよ、お父さん。
ていうか、無駄なプライドは捨ててもらいたい。
90歳を超えて1人で買い物して暮らせているだけでスゴイと思う。
レジでちょっともたつくことがあるかもしれませんが、チッと舌打ちしないでやっていただきたいものです。
『老人笑うな行く道じゃ』
《夕ごはん》
鮭のホイル焼き
豚バラ肉ともやし炒め
めかぶ納豆シラスのせ
あさりの味噌汁
あさりはあまり買いませんが、北海道産の少し大きめのあさりがあったので買ってみました。