こんなことで救急車とは申し訳ない
10年以上前のことですが、突然の出来事でした。
夫が出張で不在の夜、夕飯後突然くしゃみと鼻水が止まらず、おまけに両目は涙ボロボロで熱っぽく、鏡を見たら何たること。
瞼が腫れ上がりそのうちほとんど目が開けられない、鼻の粘膜が腫れているようで鼻呼吸できず唇も腫れてきてプチパニック。
今までこんな経験はないし、夕飯に食べた何かに当たったのだろうか?
夜間診療をしてくれる病院、そもそもこの症状は何科で見てもらえばいいのかわからない。
そんな時相談する電話番号があったはずなのだけれど、何せプチパニックになっているので思い出せず#119に初めて電話してしまいました。
『火事ですか?救急ですか?」の問いに、救急ではないと思うんですが、かくかくしかじかと症状を話し、診てくださる病院を教えてほしいと伝えると、『これから救急車が向かいます。』と。
え〜、サイレン鳴らして救急車が来る?
更にパニック。
今思えばアナフィラキシーの心配をされたのではないかと思います。
そして救急車に乗り込んだものの病院がなかなか決まらず、玄関前の救急車の中で待機。これがいわゆる救急搬送困難事案?
救急車の中で腫れている両目にガーゼを当てて下さったので全くの視界不良。
なのに家の中ではメガネをかけているので、つい習慣でメガネをかけたらしい。
そうしたら救急隊員の方から『その方が落ち着きますか?』と問われ、???何のこと?
ガーゼで両目を覆われているのにメガネをかけて、何を見ようっていうんですかい?
って、いうことですよね。かなりおマヌケな様子にきっと笑われていたはず。
そうこうしている内に出発。目的地は目黒。
ウチからけっこう遠いんですけど。
そして夜遅いのにサイレン鳴らしながら病院へ向かいますが、『救急車、赤信号を通過しまーす』とアナウンス。
その度に、ご走行中の皆さま、こんなことで本当に申し訳ないと心の中でお詫び申し上げました。
救急車にサイレン鳴らさずに来てほしいという人が多いという話しを先日TVのニュース番組でやってました。
救急車は緊急車両なので、サイレンと赤色灯は法律で定められているのでご理解くださいと丁寧に応答されてます。
それに対して、じゃーいいわ、自分で行くから、と。
じゃーはじめから自分でいかんかーい!と、テレビに向かって思わずツッコミ。
そうなんです。救急車をお願いするということはサイレン付きです。
診察のあとが一苦労
両目を覆われたまま診察室まで運んでいただき、ようやく診察。
この時には瞼の腫れ以外の症状は徐々に治まりつつありましたが、先生のお見立ては何かのアレルギーでしょう。
お薬出しておきますから、明日以降とりあえず眼科で診てもらってくださいね。で、終了。
さてここからどうやって帰る?
瞼ほぼ塞がってタクシー拾うにも怖くて外歩けないし、警備の方にお願いしてタクシー呼んでもらいました。
アレルゲンがわからない
前段が長くなりましたが、瞼の腫れはなかなか治らず会社も数日お休みしました。
目が腫れてるので休みます、っていうのも何だかなーと思い、自撮りした写真を送ったら超ウケて職場中の人間が見たらしい。
辛いことがあったら、この写真を見て笑います。と、メールまで来ました。
ええ、どうぞどうぞ。こんなものがお役に立てるのならお安いものですわ。
それから、目が開くようになって眼科を受診しましたが眼科的な疾患はなし。
次は耳鼻科を受診。
アレルギー性鼻炎ですね。と、診断されアレルギーテストを受けるもアレルゲンの特定に至らず。
このような劇的な症状は滅多に起きないのですが、鼻詰まりやくしゃみなど軽微な症状は通年あるので、耳鼻科以外でもアレルギーテストをしていただきましたが、相変わらず特定できず。
しかし、症状的にはアレルギー性鼻炎。
多分このせいで就寝中に口呼吸している時があると思われ、喉がカラカラになって目が覚めてしまうことがあります。
これからも原因がわからないままこの症状が続くのかと思うとちょっと怖いです。
レーザー治療もあるらしいですが、そこまでする気持ちにもなれないし・・
アレルゲンの特定ができないから予防もできないのがもどかしいです。
今はあまりにもツライ時には緊急避難的に市販の点鼻薬を使うのですが、継続使用すると鼻の粘膜が炎症を起こして悪化することもあるようで、それも悩ましい。でもお守りのように枕元にいつも置いてあります。
最後に、救急車に来ていただくかどうか迷った時は#7119でまず相談。