こんにちは。
昨日とは打って変わっていい天気。
今日は夫の母の納骨のため千葉に来ています。
夫の母が他界し、年明け早々に葬儀がありました。
義母は夫が学生の頃家を出てずっと一人暮らしをし、お店を2軒経営して経済的にも自立されていました。
私たちの結婚式にも、結婚後間もなく亡くなった義父の葬儀にも参列しませんでした。
そういうわけで私は結婚後一度も義母に会ったことがありません。多分夫も数回会っただけ。
晩年一人暮らしが厳しくなってからは夫の姉の嫁ぎ先近くの施設で暮らし、その義姉もコロナ以降の3年間は対面での面会はできなかったそうです。
それでも月に数回は義姉がガラス越しの面会に通い、亡くなる1週間前も元気だったのに、朝になったら息を引きっとていたので臨終には誰も立ち会えませんでした。
ずっと側で面倒をみてくれていた義姉は、眠ったまま苦しむことなく逝けてよかった。正直肩の荷が降りたと言っていました。
葬儀で久々に集まった夫の姉弟とその家族。
なんとも不思議なかんじでしたが、色々な家族の在り方があるのだと思います。
3人の子どもがいてもずっと一人暮らしをしてきた人生を義母はどう思っていたのでしょう。
施設での写真を見ると楽しそうな笑顔の写真もたくさんありましたが、本人にしかわかりません。
数年間施設で暮らしてきた費用は義母の年金と蓄えで賄えていたと義姉から聞きました。
また、義母はまだ施設に入る前の元気だった頃に、縁もゆかりもない地にあるお寺の樹木葬墓地を購入していました。
都内に義父が眠る菩提寺がありますが、一緒のお墓には入りたくないという意志があったのでしょう。
お寺での法要のあと、樹木墓地にお骨を埋葬。
春になったら、そこにミツバツツジの苗木を植えます。
息子たちにも会いたがらず、世話もかけずに人生の幕引きをしたように思える義母、里山の土にかえり、安らかに眠ることを祈るばかりです。