今日は彼岸明けですね。
遅くなってしまいましたが、昨日は父と弟家族と一緒に母のお墓参りに行ってきました。
平日にもかかわらず、たくさんの方がお参りにいらしてました。
いつもよりお花が供えられたお墓が多い一方、雑草が伸び放題のお墓もけっこうあります。
お墓を守っていくのもたいへんです。
私と弟が元気なうちは心配ありませんが、その先のことを思うと他人事とは思えません。
母の墓前でしみじみすることはありませんが、ふとした瞬間に思い出して胸がキュンとすることがあります。
今日は弟の車で移動中にそんなことがありました。
母の足が弱って、父のセダン型の車の乗降が辛くなって来た時にワゴン型の車に変えました。
父の運転で病院にも買い物にも、この車が母の足代わりとなっていました。
その後母が車椅子を使うようになったことと、父の免許返納のため、今は弟が使っています。
その車にそのままついていたんです。
小柄な母が乗る時のために父が取り付けた吊革みたいな紐。
まだ母が元気な頃、実家に帰ると車に2人が乗って駅まで迎えに来てくれて、帰りも2人で送ってくれました。
駅まで歩いても10分程度なんですけどね。
そしてその車に乗る時、父が取り付けた紐を掴んでヨイショって助手席に座ったこと。
そして車から降りた私に手を振りながらまたきてね。と、言った母。
同じ都内に住んでいるので、しょっちゅう帰ってたのに。
還暦間近の娘に、気をつけて帰りなさい、仕事であまり無理をしないようにと言った母。
そんなことを思い出してちょっとほろっとした気持ちになりました。
お母さん、お父さんは元気だから安心してね。
寂しいかもしれないけれど、迎えに来るのはまだまだ先にしてね。
そんなお彼岸の一日となりました。