昨年、数ヶ月先の診察予約をした初診の日に検査はせず、手術日の予約だけ確定。
執刀してくださる先生の予約激混みのため1年半先の日程だったので、全く実感は湧きませんでした。
初診から半年経った昨日は、手術が可能かどうかの検査の日でした。
MRI検査。
昔は真っ暗なトンネルみたいな中で身動きとれず、すごい音もして閉所恐怖症の人には辛いだろうなと思っていましたが、部屋の照明はついたまま明るいし、耳栓の効果か音もだいぶ優しくなった感じでした。
何度も検査を受けて慣れただけかもしれませんが。
検査終了後、執刀医の診察。
検査結果を確認して、
『はい、見事に血管と神経が当たっています。典型的な片側顔面痙攣の症例です。』だそうです。
そこからは、前回予約だけした手術日に向けての説明がありました。
手術の約3ヶ月前から色々な検査があるそうです。
次回の検査予約票には14項目が記載され、ようやく手術することを現実のことと思えるようになりました。
病院からも病気についてのリーフーレットをいただきましたが、自分でもネットでずいぶん検索してみました。
症例は多く、完治には手術しかないことも理解していますが、さすがに開頭手術となるとビビります。
正式には『片側顔面痙攣に対する頭蓋内微小血管減圧術』というそうです。
手術は頭蓋骨に500円玉程度の穴をあけ、くも膜を切開しながら小脳と頭蓋骨の間を通って顔面神経にアプローチし・・・と、書かれています。
恐ろしや。
この手術による危険性や合併症は21項目もあります。
お薬でさえ色々な副作用などがあるのですから、手術となれば当然なのでしょうが骨折以外の入院歴なし、手術歴なしなので未知の世界です。
日本脳神経減圧術学会の報告では合併症率3%、死亡率0%とありますので、97%の中に入ることを祈ります。
手術日前日に入院し、標準的な入院日数は9日間。
お仕事をされている方は3週間のお休みが必要だそうですが、これは無職の身で問題なし。
退院後1ヶ月は飛行機の搭乗もできないようなので、旅行計画には注意しなければなりません。
現実味を帯びたと言っても手術は来年です。
普段から活動的に生活している人の方が回復が早いそうなので、体力増強にこの1年は励みたいと思います。
前回打ったボトックスの効果が切れてきたので、ピクピクが止まらない今、早く手術をしてもらいたいようにも思えます。
思いのほか早く病院を後にすることができたので実家に行ってきました。
お昼頃に着いてインターホンを鳴らしても応答なし。
スマホに電話しても応答せず。
合鍵は持っているのですが、固定電話したらようやく父が出ました。
ウォーキングから帰って朝ごはんを食べたら眠くなったのでお昼寝していたそう。
まだお昼前でしたけど、カーテンまで閉めて本格的に寝ていたよう。
少しだけ夕食用の作りおきをして、父のリクエストで焼肉ランチに出かけました。
ホント肉好きです。
歩くスピードは遅くなりましたが、杖もなく歩けるのは毎日欠かさないウォーキングのおかげだと思います。
やると決めたら、台風以外は雨の日もウォーキングをするこの性格を全く受け継がなかったんですね、私。
父は今、ゴールデンウィークに従兄弟(父にとっては甥)たちと旅行するのを、とても楽しみにしています。
ありがたいことです。